夜泣きに効くお薬ってありますか?

 育児をしたことがない方でも知っている夜泣きのお薬の1つにひやきおーがん(樋屋奇応丸)というものがあります。これ以外にも漢方薬でいくつかあるので紹介してみたいと思います。

 ただ、赤ちゃんに使えるものですので、作用は緩やかなものがほとんどです。大人の不眠症などに使うような睡眠薬ではなく、不安の軽減やグズつき、怒りっぽさを緩和させるようなものが大半です。

 逆に言うなれば、強い作用があるようなお薬ではないので、比較的安全なものですね。

樋屋奇応丸(ひやきおーがん)

 ひやきおーがんは生薬を含んだお薬で、基本的な作用としては、夜泣きや神経症、胃腸虚弱や乳吐きなどです。

 生後2~3週間くらいから服用できるお薬で、赤ちゃんが飲めるように1粒直径2mmくらいのものすごく小さなお薬です。年齢によって服用する粒の数が変わります。

 効能効果:夜なき、かんむし、小児の神経質、ひきつけ、かぜひき、かぜの熱、ねびえ(寝冷)、下痢、消化不良、乳はき(吐乳)、食欲不振、胃腸虚弱の改善。

抑肝散(よくかんさん)

抑肝散

 抑肝散は、認知症で怒りっぽい、暴れるような患者さんに使用されるお薬で、最近、その優れた効果が見直され、小児科などでも使われるようになってきた漢方薬の1つです。

 怒りっぽい、かんしゃくを起こしている、など興奮状態を和らげるお薬なのです。生後3ヶ月目以降頃から使用できるお薬で、量については医師の指示通りに服用することが大切です。

 効能効果:虚弱な体質で神経がたかぶるものの次の諸症:神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳症。

甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)

甘麦大棗湯

 甘麦大棗湯は大人の神経症にも使われているお薬で、不安や不眠などの治療に使われるお薬です。赤ちゃんの夜泣き、ひきつけ、てんかんなどにも効果があり使用されます。

 生後3ヶ月目以降頃から使用できるお薬で、量については医師の指示通りに服用することが大切です。

 効能効果:夜泣き、ひきつけ。

赤ちゃんに夜泣きの薬を飲ませる方法

小児用のお薬

 子供用に甘く作られているお薬も増えてきましたが、このページで紹介した漢方薬は基本的に苦味の強いものが多いです。

 大人だと我慢できるものでも、赤ちゃんは我慢できません。

 ですので、赤ちゃんに薬を飲ませるにはいくつかの工夫が必要なのです。よくある工夫の方法として以下のようなものがあります。

  • オブラートを使って飲ませる
  • お薬ゼリーなどを使って飲ませる
  • アイスクリーム、ヨーグルトなど味の濃いものに混ぜる

 ただし、絶対にやってはいけないことも紹介しておきます。それは、ミルクや離乳食、ご飯などの主食にお薬を混ぜることは絶対にしてはいけません。苦味に気付かれてしまうと、それ以降ミルクや離乳食などの主食を食べなくなってしまうからです。赤ちゃんがお薬を飲み込んだ後で、ミルクなどで流し込むことはOKです^^

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